EUとのEPAに正義はあるのか?チーズ生産者の廃業は是なのか?







文化放送のラジオネタです。コメンテーターは経済評論家の三橋貴明さんです。

日本とEUの経済連携協定(EPA)交渉が進んでいます。

自動車関税を7年で撤廃

EUは日本の自動車輸出に関して、10%の関税を協定発行後、7年をかけて撤廃する方針を固めました。

日本は5年、EUは10年を主張していたのですが、間を取って7年になったそうです。

日本は、低い税率でのチーズの輸入枠を数万トン分設けることで、EU側の理解を求めるそうです。

特別な輸入枠って何?

日本がTPPに批准したときに、政治家はFTAやEPAを結ぶ際の最低限度を定めるために、批准すると言っていたはずです。

なのに、特別な輸入枠ってどういうことでしょうか?なぜEUに譲歩しているのでしょうか???

政治家の方々は、このことについて、しっかり説明するべきだと思います。

自分たちの国際政治に対する見通しの甘さをしっかり反省していただきたいと思います。

チーズ生産者の方々はどうなるの?

今、チーズ生産者の方々には、若い人たちが参入してきていて、活気が出ているそうです。

ですが、こんな特別な輸入枠を作られて、安いチーズが輸入されてしまったら、日本のチーズ生産者は廃業することになりそうです。

せっかく産業が育とうとしているところに、こんな形で、国が潰しにかかっていいのでしょうか?

そもそもEPAって必要なの?

そもそも、自動車の関税といっても、たかだか10%の関税です。

それをなくすために、チーズの生産者の方々が廃業になっていいのでしょうか???

チーズ製生産者を潰さないために、所得保障をするなどの社会保障をするべきだと思いますが、それで国としての国益は増すのでしょうか?

確かに韓国車がEUで力を増しているそうです。

しかし、それに対抗するためだけにEPAを結ぶことにメリットはあるのでしょうか?

そこは議論しないといけないと思います。

最近、こういう議論ができないのであれば、本当に国会議員っていらない存在だなと思えてなりません。

酪農家の方々も、直接議員さんに訴えていくべきだと思います。

我々国民も、こういうことに関しては口を挟まないといけないと思います。

産業を育てるために、FTAやEPAを結ぶのならばわかりますが、成熟した自動車産業のために、他の産業を見捨ててまで協定を結ぶ必要はどこにもないと考えます。

ましてや今回の場合は、せっかく育とうとしている日本のチーズ産業を犠牲にすることになるのですから、そこについては少なくとも議論があってもいいと思います。

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