(株)貧困大国アメリカを読んで(アメリカのオーガニック(有機栽培)食品)






(株)貧困大国アメリカを読んでの今回は、オーガニック(有機栽培)食品についてお伝えしようと思います。

アメリカのオーガニック食品のはじまり

1989年に成長抑制農薬アラールの発ガン性がゴールデンタイムのニュースで発表されました。
これを聞いて、全米がパニックになりました。
これにより、オーガニック食品への関心が高まることとなります。
2000年12月に全米オーガニック基準と認証システムが完成しました。
これにより、オーガニックが巨大市場に成長します。
1990年のとき1500億円だった市場が、2011年には3兆1500億円に成長しました。

オーガニック認証ラベル

全米オーガニック基準と認証システムを通過した証のオーガニック認証ラベルがあることは、オーガニック食品を売るオーガニックマーケットには絶大な効果があります。
しかし、認証をもらうには、とても大量の書類と手間隙が必要のため、中小農場には、負担が増えました。
認証にかかる手間が補助金よりも大きくかかるため、廃業、大企業への身売りが増えました。

オーガニック認証ラベルに影が。。。

オーガニック業界にもグローバル化の波が来ました。
オーガニックの世界では、コストを抑えるのには限界があります。
そこで、価格競争に勝ち残るために、外国から原材料を輸入するようになりました。
そのため、オーガニックの半分は、外国の生産品が原料になりました。
環境や安全基準の低い国からの生産品もオーガニックとして取り扱うようになりました。
中国のように大量に農薬を用いるような国のオーガニックもオーガニック認証ラベルの対象になるようになります。
これにより、オーガニック認証ラベルが形骸化して行きました。

オーガニック業界の寡占化

吸収や合併を繰り返し、企業は巨大化していきました。
10本の指で数えられる企業のみに統合されていきました。
これにより、政治に対して影響力を持ちすぎるようになりました。
2005年に認証基準の改定があり、非有機の食品添加物や合成着色料、一部の抗生物質を使用しても認証審査に引っかからず、表示義務も免除されることとなります。
工場式の養鶏場の鶏もオーガニックチキンとして取り扱われるようになります。

オーガニックチキンの生産農場として知られる農場であるペタルマ養鶏場では、工場式養鶏場より25%広いスペースを与えていると誇ります。
工場式養鶏場では、21センチ×28センチの面積です。
しかしペタルマ養鶏場では30センチ四方の面積だといいます。
一回転できるだけのスペースがあるといいます。。。

>(株)貧困大国アメリカ [ 堤未果 ]

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感想(12件)

本当の意味でのオーガニック(有機栽培)は地産地消で生産者の顔が見えることが基本だと言われます。
本来は農薬も添加物もないものがオーガニックのはずです。
なのに、アメリカ発のオーガニックは、他の食品とあまり変わらない食品となっています。
それを知らずに高いオーガニックを知識人と呼ばれる人々は食べています。
なんでもビジネスにしてしまう、アメリカだからこそだと思いますが、自分が何を食べているのかは、知りたいと僕は思います。
せめて添加物が入っているなら表示が必要だと思います。
消費者に選択の余地がないアメリカの食料事情はとても怖いと思ってしまいます。。。
この食品事情が日米FTAで日本にも来ると思います。
みなさん、日米FTAには気をつけましょう。

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