中国の一帯一路構想







この間の中国の話に良い評価をいただいたので、また中国の話をしてみようと思います。

人民元の換金停止

今、中国はトランプさんに人民元を不当に操作して、ドルに対して安くしていると言っています。
しかし、実情は人民元は下落が止まらず、中国は、人民元を買い支えています。
中国は世界一の外貨準備があり、その額は3兆ドル(約330兆円)と言われています。
しかし、中国は人民元の他の通貨への換金を停止しているそうです。
日本企業が中国で稼いだお金を日本円に換金できないそうです。
つまり、これ以上、人民元が下落しないように、対策しているということです。
外貨準備を使って、人民元を買い支えるだけでは、通貨防衛ができない状態にあるということです。
いくら通貨防衛のためでも、通貨の換金停止は行き過ぎなので、外貨準備の内訳について憶測が飛んでいます。
外貨準備がアフリカの鉱山のような換金性の低い物である可能性が高いそうです。
つまり、中国はひょっとしたら、換金性のある外貨準備はもう底をつきそうなのではないかということです。
ここ何年かで、最悪債務不履行(デフォルト)になる可能性もあるかも知れません。
(通貨安のため、通貨を発行すると、さらに通貨が安くなり、外国から資源が買えなくなるわけです)

中国のデフレ

2015年から中国はデフレが鮮明となってきています。
中国発表では、2016年の経済成長率は6.59%です。
しかし、鉄道輸送量や輸入額が大幅に下がってきています。
つまり、国内での輸送量が下がっていて、工業材料の流通が減り、生産が滞り、輸出が減っていることを示します。
そのため、中国発表は正しくないだろうという予想が立ちます。
実際に、ブラジルなどの資源産出国などは、中国の輸入量が急激に減り、経済に影響が出ています。
リオオリンピックのときのブラジルの惨状が思い出されるわけです。。。
中国のデフレの怖いところは、今までの蓄財があるため、供給過剰分をダンピングすることができるところです。
鉄鋼の供給過剰がひどくなっていて、ニュージーランドにダンピングしてもめたことがあります。
低品質低価格の鉄鋼製品を売りつけられていたそうです。。。

AIIB(アジアインフラ投資銀行)

あと、AIIB(アジアインフラ投資銀行)のことがあります。
AIIBは、中国の「一帯一路」構想のための財源となり得ます。
一帯一路構想は陸と海のシルクロードを構築する計画です。
一帯は陸のシルクロード経済ベルトの構築を示し、一路は海上のシルクロードの構築を示します。
周辺国、経路の地域は発展することで、恩恵にあずかれると考え、56カ国の国が融資に参加しました。
これが一般の民主国家が計画したものであれば、危険性はないかも知れません。
しかし、中国は共産党一党独裁国家です。民主化は進まず、独裁色が強くなっています。
そんな国が主導して構築する一帯一路構想が周辺国のために計画されるはずがないです。
インフラ建設時には、現地の人を雇わず、中国人を連れてくるそうです。
なので、インフラ建設による恩恵は、現地にはありません。
中国による供給過剰の建設業のはけ口にされているという見方もできるわけです。

地政学から見た一帯一路構想

地政学的にいうと、ユーラシア大陸を制するものは、世界を制すです。
19世紀から第一次世界大戦まで、世界はシーパワー(海)のイギリスによって支配されていました。
しかし19世紀後半から鉄道が発達するようになりました。
陸地を馬やラクダで移動していた時代では、海での海運が優勢でしたが、鉄道が発達してきた時代では、ランドパワー(陸)が優勢になりました。
そのため、内陸の資源を活用できるようになる鉄道網が発達したことで、ユーラシア大陸の内陸が重要となったのです。
つまり、ユーラシア大陸を制するものは、世界を制すです。
今までは、アメリカにより、ユーラシア大陸は、管理されてきました。
NATOであり、日米安保であり、ロシア、中国、イランの封じ込めでした。
しかし、中国は一帯一路構想を計画しています。
地政学的には、ハートランド(重要地帯)であるユーラシア大陸をランドパワー、シーパワーの両面で中国は支配しようというわけです。
世界は中国を中心に動くようになると予想されるわけです。
AIIBにアメリカと日本が入らなかった理由はそこにあります。
他の56カ国は進んで支配されることを選ぶ愚行を犯したことになるわけです。
中国が共産党政府による一党独裁国でなければ、それほど恐れることもないと思いますが、中国が考えたことだからこそ一帯一路構想とAIIBは怖いものなのです。

この記事も読んでいただけるとうれしいです。
地政学で見る日本の脅威

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