実質消費で見る日本経済の未来







ラジオネタです。コメンテーターは三橋貴明さん(経済評論家)です。

3月の家計消費の調査で、二人世帯以上の世帯での1ヶ月の消費は29万7942円であることが判明し、13ヶ月連続の実質消費の減少が判明しました。
16年はうるう年でした。2月は1日多いために、消費が多くなるのですが、それを差し引いて計算した場合、19ヶ月連続の実質消費の減少となります。
3年前と比べると、家計消費は16%減少しています。

安倍総理は実質消費をもっとも減らした総理大臣

安倍総理は、日本総理の中で、実質消費をもっとも減らした総理大臣となりました。
デフレは、貨幣現象であり、金融緩和をすれば、デフレから脱出できると言って、安倍総理を動かした、いわゆるリフレ派と言われる経済学者たちの言ったことはデタラメだったことが去年明らかになり、日銀の目標も変更されるということがありました。

日本の貧困化

現状の日本を見ると、エンゲル係数が25.8%で29年前と同じ水準まで上がっています。
エンゲル係数は貧困化を示すバロメータです。エンゲル係数の上昇は発展途上国化していることを示しています。
エンゲル係数とは、所得に対する食費にかかる割合です。つまり食費以外で使えるお金がどれだけあるかということです。
日本は、29年前の水準に戻った、つまりバブル前の経済状況に戻っているのです。

GDP統計のマジック

現状、景気は上向いていると言われています。
実は、GDP(国民総生産)に技術投資が加えられるようになりました。
これにより、GDPが統計上30兆円増えたように見えるように統計されるようになったのです。
つまり、経済成長しているというのが、今の政府の認識です。
しかし、消費は落ち込んでいるので、単なる統計上のマジックなのがわかるかと思います。
それを経済成長していると読んでしまう、もしくはわざと経済成長しているように見せかけるように技術投資をGDPに加えたのが現状の政府です。

デフレによる貧困スパイラル

現在、日本はデフレです。
デフレとは、物価の下落する現象です。それだけを見れば、悪いことではないです。
しかし、物価の下落だけでなく、デフレ下では、販売数量も減ります。
所得は、価格×販売数量で決まります。
物価の下落以上のスピードで、所得が減っていくのがデフレの経済です。
デフレから脱出するためには、販売数量、つまりは総需要を増やす必要があります。
余裕のある方に消費してもらう必要があるのです。
つまりは政府によって消費してもらって、総需要を増やしてもらう必要があるのです。

デフレスパイラルからの脱出

そうすると、国の借金があ!という方がいるわけですが、日本の国債は100%日本円建てです。
通貨発行権のある日本政府がどうやってデフォルトになるのでしょう?
歴史上、自国通貨建て国債でデフォルトになった事例は1つもありません。
国債が市場で不足していて、国債の売買がままならなくなるほど、市場に国債がない状態になっている日本市場です。
政府に国債を発行してもらって、それを使って、総需要の不足を補ってもらえばいいのです。

プライマリーバランス黒字化目標の愚かさ

そこで、もう1つ問題となるのが、プライマリーバランス黒字化です。
プライマリーバランスとは、政府の収支です。
プライマリーバランス黒字化とは、要するに税収のみを使って国家運営をするということです。
デフレの国でプライマリーバランスを黒字化するなど、国を滅ぼすだけだということを政府はいい加減、気が付かないといけないです。

19ヶ月連続の消費減少の最中に消費税増税を考える麻生財務大臣

政府は、2010年の菅直人政権で2020年までにプライマリーバランスを黒字化する計画をそのまま実施しようとしています。
そのために、増税と政府支出の減少、つまりは空前の緊縮財政を実施しています。
その中で、国民は、19ヶ月連続で消費を減らし続けています。
その中で、最近麻生財務大臣は、消費税増税の話を出してきています。
プライマリーバランスの黒字化の話がなくなれば、消費税増税の話も必要なくなるため、プライマリーバランス黒字化を改める必要があります。
現状、藤井聡先生のおかげで、プライマリーバランス黒字化を掲げられる経済状況でないことが段々政府内でもわかってきているようです。
このまま、プライマリーバランス黒字化目標をなくせれば、デフレ脱却の第一歩になると思われます。
ぜひプライマリーバランス黒字化目標をなくしていただきたいと思います。

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