国内で生産していない必需品の値上がりはデフレ圧力になる







文化放送のラジオネタです。コメンテーターは藤井聡さん(内閣官房参与(京都大学大学院教授)です。

寒気が流れ込んでいて、大雪を降らせています。

そんな中、灯油の値段が上がり続けています。

原油価格の上昇を受けて、石油元売は卸価格を段階的に引き上げました。

原油価格の上昇による影響

灯油の店頭平均価格は18週連続で上昇し、1リットル87.3円となりました。

2017年末に比べて3%上昇しています。

灯油の高値は当分続くそうです。

原油価格は今まで安すぎる状況でしたが、世界的な環境の変化で、上がり始めています。

原油価格の上昇は全部の値段に関わります。増税と同じ効果を示します。消費税増税と同じ効果です。

原油は国内で生産しているものではないので、原油購入分の料金は日本経済に回らず、海外に流出してしまうことになるので、原油価格の上昇は日本経済にダメージを与えることになるわけです。そして、それが多くの製品に波及するということですので、ダメージは計り知れないと言えるわけです。

日本のデフレ化を加速させる重要な要因になってしまうということです。

さらに原油価格が上がると、さらに日本経済に悪影響を与えると思われます。

暖房だけでなく、車を動かすにも、化学製品を作るにしても、原油を使っていますので、価格に影響してしまうということです。

野菜の価格上昇による影響

農水省が発表した食品価格動向調査によると対象5品目のうち、ハクサイ、キャベツが前の週に比べて、一段と上昇したとのこと。

キャベツ1kg419円、ハクサイ1kg362円となりました。(ちょっと情報が古いです)

野菜の高騰は、去年の台風や長雨の影響によるものと思われます。現在の大雪も、また影響するものと思われます。

ハウス栽培などをしていると、暖房も必要になるわけですので、価格に影響してしまうわけです。

これもデフレ圧力になってしまうわけです。

食料の価格上昇は、それ以外の製品を購入する資産が減るということになります。

そのため、経済全体を考えると、生産者の方々の所得は変わらないように価格を決めているので、資産上昇がないのですが、消費者にしてみれば、資産が減るので、経済的には良い影響にならないということが言えます。

経済力とは生産力で見ることができます。天候によるダメージにより、野菜の生産力が落ちたと言えます。生産力低下による生産性の低下は経済には良い影響を与えないということですね。

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