中野剛志さんの「富国と強兵」と現代貨幣論について







以前、「貨幣の誤解は根が深い、リフレ派も半分は理解していると思うけど、全部じゃない」という記事に関して、登場人物だったAさんからコメントをいただいたので、ちょっと回答半分言いたいこと半分で書きたいと思います。

> Aさんです(笑)
>
> 今日初めてこの記事を拝見しました。
> ちょっと誤解があるようなのでまず訂正させて下さい。中野剛史さんの「富国と強兵」は一応読みましたが読みこなせてはいません。せめて現代貨幣理論だけは理解し
> たいと思い、「亡国の呪縛!『貨幣の正体とグローバリズム』」の動画を購入してやっとこさ分かりました。(ヘタレですね)

中野剛志さんの「富国と強兵」の存在は、藤井聡先生がメルマガで書かれたことで知り、読ませていただきました。
根本的な貨幣についての考えを正しく理解するのに、役立ちました。
僕も2回ほど「富国と強兵」を読みましたが、どこまで理解できているかわかりません。

> Bさんとの議論(といえるのかな?)はそれなりに実りがあったと思っています。少なくとも自分自身が中野氏が日本に紹介された現代貨幣理論の理解を深めるのには
> 有意義でした。Bさんの説得には大失敗しましたが。

僕も上念司さんの本は読んでないので、わかりませんが、貨幣に関して、リフレ派は決定的に違うことを言っているはずなのですが、Bさんは、言ってることは一緒だと言っておられていて、意味がちょっとわからないです。一度、上念司さんの本を何冊か読んでみないといけないなあと思っています。もしかしたら、浜田宏一さんと上念司さんで意見が違うのですかね~?よくわかりません。首相は「デフレとは貨幣現象ですから」と言ったことがありますが、誰からの入れ知恵だったんでしょうねえ~?リフレ派である内閣官房参与の浜田宏一さんの入れ知恵だったと僕は思っています。でも上念司さんも、一人30万円現金で配ったら、デフレから脱却できる!と報道特注で言っておられているので、デフレの正体は、結局マネタリーベースの不足だと言っておられるはずなのですが。。。Bさんは、中野剛志さんと上念司さんの意見は一緒だと言われていて、整合が取れないんですよね。。。中野剛志さんは、デフレからの脱却は積極財政だと言っておられるので、明らかに違うのですけどね。。。
上念司さんの本を読んでみて、検証しないといけないですね。

> 失敗したのは私の説明も拙かったのですが、それよりもあまりにも社会通念からかけ離れた理論だったからだと思います。

ポスト・ケインズ派の理論は、実体経済を見た上で語っているので、実際にL・ランダル・レイの理論は正しいと思っています。
中野剛志さんも図で紹介してくださっているので、間違いないですよね。

> リフレ派以外の方にも説明を試みましたがやはり理解されませんでした。
>
> 中野剛史さんのように物事の根本原理から解き明かされる方の理論は理解されがたいのでしょう。私の購入した動画でも中野さんは半ば投げやりになっておられました。

理解していただくためにも、図を示して、理解していただくしかないですかねえ。確かに社会通念とは違うかも知れません。財務省によるプロパガンダの凄まじさがよくわかる事例ですよね。。。
「国の借金」いわゆる政府の負債は、結局日銀による国債買取で、チャラにできるということがまだあまり広まってないからですかねえ。日本に財政問題などない!というのは、リフレ派の考えと一致するところです。
社会通念をどう変えていくかですが、僕はこのブログで広めようと思っています。
でもロビイングもしないといけないと思っています。地元の国会議員には、コンタクトを試みていますが、オフィシャルホームページに載っているメールアドレスにメールしても届かないし、意見を投稿したくても、そういう箇所がないため、まだコンタクトが取れないままです。。。
2019年に起こるデフレ圧力は間違いなく日本に悪影響を与えるため、なんとかしたいので、活動していきたいと思っています。

> しかしながら中野さんのおかげでアベノミクスが根本的に誤っていることに気づいてしまい暗澹たる気持ちになったことは否めません。昨今中野さんの友人である三橋
> 貴明さんも馬鹿げた不祥事で逮捕されてしまいましたし。

3本の矢は、当初は間違ってなかったんですけどねえ。。。財政拡大、金融緩和を言ったとおりに実施して、成長戦略がただの規制緩和で終わっていなかったら、アベノミクスも失敗しないで済んだと思うんですけどねえ。。。
結局プライマリーバランス黒字化目標がある限りは、この国はどうにもならないですよね。。。

三橋貴明さんは、ただの夫婦喧嘩がエスカレートしただけで、奥さんが被害届を出すという、愚行のおかげで捕まってしまいましたが、大きな影響はないかなと思っています。ただ、事件以降、おはよう寺ちゃん、活動中には、出演していないのが気になります。
テレビタックルにも、これから出演はないかも知れないですね。
いろいろな影響が出てしまいそうで心配ですが、まあ、気にやんでも仕方がないので、考えないようにしています。

齊藤元章さんの逮捕といい、個人的にリスペクトしている人が捕まったりして、最近安心してニュースが見れなくなっています。。。
齊藤元章さんの方は、捕まるだけでなく、起訴されてしまいましたが。。。起訴されたら、ほぼ無罪にはならないのが、日本なので、なんらかの有罪になると思われます。。。本当に出るクイは打たれるという日本人の悪い習性が出ているのが悲しいです。。。

> 日本はこれからどうなってゆくのでしょうか・・・

ひとまず、やれることをやっていくしかないかなと思っています。個人ができることは少ないですが、やれることをやっていきたいと思います。

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4件のコメント

  1. ILOVEYUKICHAN

    ponさん、こんにちは

    わざわざ一記事を書いていただいて恐縮です。

    Bさんの頑固さ(笑)について考えたのですが、その漠とした正体が分かったような気がします。

    彼は中野剛史さんのの結論、「財政赤字でも日本は財政破綻しない」のみについてリフレ派と一緒、と言っているのです。

    Bさんの根拠は高橋洋一さんの「バランスシート論」だと思います。日本政府には赤字国債に匹敵するだけの資産があるから財政破綻しないと考えているのでしょう。

    要するに、上念さん大好き、高橋さん大好き人間なんですね。もっとも私たちは中野さん大好き人間ですが・・・

    結論は同じだとしても、そこに至る理論過程が全く異なることにBさんは気付きません。社会通念、俗な表現を用いると、「思い込み」の恐ろしいところです。

    現代貨幣理論では、貨幣について「表券主義」にたち、「内生的貨幣供給論」により、銀行貨幣の創造を理解します。

    要するに、銀行預金は原資を貸し付けるのではなく、貸し付けることによって銀行貨幣が生まれます、釈迦に説法ですが。

    Bさんはここを理解できない、中野さんがちゃんと説明しているにもかかわらず。

    もし理解できるなら、いくら金融緩和しても、市場に供給される貨幣は増加しないことは明白です。

    思い込みは本当に恐ろしいとつくづく恐ろしいです。

    • ponnponn

      最近、時間がなくて読めてないですが、必ず読もうと思っています。情報ありがとうございます!

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