シンギュラリティ(特異点)(人類の能力を超えたコンピュータが製作される時)の未来予測をしたレイ・カーツワイル氏のインタビューがYahooニュースに載っていました。
未来学者という聴きなれない学問の専門家です。
斉藤元章さんも、レイ・カーツワイル氏について、「エクサスケールの衝撃」で取り上げておられます。
レイ・カーツワイル氏の著書「シンギュラリティは近いー人類が生命を超越するとき」について、斉藤元章さんは考察されていました。
僕自身は、まだ「シンギュラリティは近いー人類が生命を超越するとき」を読んでないのですが、2045年に人類を超えた能力のスーパーコンピュータが現れると予言していました。
しかし、今回のインタビューではそれが早まり、2029年には、AIが人類を超えると予想されています。
レイ・カーツワイル氏は現在グーグルでAI開発のディレクターをされてるとのこと。
確かにこの人がグーグルに入ってAIの促進に関わっているなら、特異点の時期が早まっても当たり前かなと思うわけです。
コンピュータは、ハードとソフトの両面がありますが、今のところ、グーグルはソフト面での最強の会社であると言えると思います。
ハード面では、斉藤元章さんが率いるPezyグループが牽引していると思われます。
特異点を迎えるコンピュータが作られるには、両面での発達が不可欠となります。
両方の面で正しい方向に人類を導いてもらえることを望むわけです。
インタビュアーの吉成さんという方も、特異点が来たときのマイナス面を心配されていました。
斉藤元章さんも、レイ・カーツワイル氏も、楽観的であり、そのときの人類のあり方について述べておられます。
インタビューの中でも、ネガティブな側面について聴かれていますが、それについてはこれからの課題だと言われていました。
斉藤元章さんの「エクサスケールの衝撃」の中では、衣食住がタダになる。
生きるために職を必要とする時代は過ぎるとおっしゃっておられます。
そんな時代を作るには、社会体制や政治を整える必要があると考えるのです。
アメリカのようにウォール街の力が大きすぎて、国策をも歪めてしまうような社会の中で、正しく特異点を迎えられるのだろうかと疑問に思うわけです。
斉藤元章さんは「エクサスケールの衝撃」の中で、日本こそ、特異点の前段階の前・特異点(プレ・シンギュラリティ)を迎える国としてふさわしいと言っておられます。
特異点の前段階の前・特異点の段階で、革命的なことがエクサスケールコンピュータによって実現すると思われます。
それを日本以外の国が手に入れたとき、例えば中国が国策スパコンで、世界で初めてエクサフロップスを超えるスパコンを製作するというニュースが出ているわけですが、日本以外の国の場合、多くは軍事的な利用を目的にしていることが多いそうです。
特に中国の場合、軍事的な利用にまずは使われると思います。
日本ならば、平和利用をまず考えるため、日本であれば、世界を正しく導くことができると斉藤元章さんはおっしゃっておられます。
日本は国策スパコンを、富士通を中心に開発しているわけですが、第2の選択肢として、斉藤元章さんのPezyグループを援助するのも必要ではないだろうかと思うわけです。50億円では、少なすぎると思います。もっと国は出資していいと思います。
現在、スパコンが国力を現す時代が来ると言われています。
その競争を日本がなんとか勝ち抜いて、次の時代を正しく導いて欲しいと思うのです。
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