日本は平和です。
平和とは何か?という基本的な言葉の意味を考えたいと思います。
平和とは何か
英語の辞書では、平和とは戦争がない、または戦争と戦争の間の期間と定義されているそうです。
Yahooの辞書では、「戦争もなく世の中が穏やかである・こと」と定義されています。
つまり平和とは戦争によって現される一定の時期なのだそうです。
日本には、未だに「憲法9条があるから日本は平和なんだ」という人がいます。
明らかに間違った考え方ですが、日本人はそう教育を受けてきているので、それも仕方がないのかも知れません。
単に米軍が未だに駐屯しているため、日本を攻撃できないからだけなのは、すぐにわかる話だと思います。
世界最強の軍事力のアメリカに戦いを挑む国はないということです。
戦争を起こさないための基本は、武力均衡を壊さないことであることが知られています。
一方の国の武力が強大になり、一方が弱体化すれば、武力侵攻の口実を作ってしまうということです。
中国がこのまま軍事力を強大化させて、アメリカの国力が落ちて、日本や韓国に米軍を駐留できない状況が来たとき、どんな悲劇が起こるのか?想像もできません。。。
平和より安全の方が大事
言われることですが、平和より安全の方が大事です。
もし日本が攻められたとき、日本が無防備になされるがままでいたら、日本人の安全は守れません。
もし本当に平和が大事だというなら、武力侵攻された場合、憲法9条信奉者の方々はどうするのでしょうか?
もし相手が銃を撃たずに占領をするのであれば、専守防衛である日本では反撃できません。
それで日本人の安全は守れるのでしょうか?
中華人民共和国の他国への侵略
日本の近くには、中華人民共和国があります。
新疆ウイグル自治区、チベット自治区、内モンゴル自治区は、中国によって武力侵攻されて占領されました。
武力による他国への侵攻を実施しているのが中国です。
そして、占領された地区の方々は弾圧されています。
新疆ウイグル自治区では、核実験場にされて、被爆させられています。
そういう国が、すぐ近くにあるわけです。
せめて勢力の均衡を守る努力をしないといけないのです。
女性が男性に襲われたときのことを考えてみよう
女性が男性に襲われたときのことを想像しましょう。
もし、女性が平和主義者で、男性に抵抗しないで、襲われるがままになっていたらどうでしょう?
確かに、平和ではあるでしょう。何の暴力も起こりません。しかし、女性の安全は守れないと言えます。
女性はもし安全を守るのであれば、男性を撃退するために、殴るなり蹴るなりして、抵抗しなければならないです。
スタンガンなどを持っていたら、使えば男性を撃退することも可能でしょう。
この話で言いたいのは、安全を守るためには、それなりの武力が必要だということです。
もし、強そうな男性と女性が一緒にいたら、誰も襲わないのです。
日本でいうところの強そうな男性が米軍だということです。
そして襲おうとしているのが中国ということです。
中国は尖閣諸島を狙っているだけではなく、沖縄も自分たちの領土だったので、取り戻すと言っています。
このまま日本が憲法9条があれば平和だ、などと言っていたら、あの美しい沖縄は中国に占領されてしまうでしょう。
世界に警察はいない
オバマ元大統領が「アメリカは世界の警察ではない」と言った時点で、世界の警察足りえる国はなくなりました。
今の世界に警察はいないのです。
もしルールを破る国が現れても、何もできないのが現状です。
国連や国際仲裁裁判所など、国際的な組織はありますが、武力侵攻などを裁くことはできません。
つまりは、世界は無法地帯だと考えた方が正しいのです。
そうであれば、自分の身は自分で守るしかないのです。
日本が今、憲法9条に縛られているのは、敗戦国だったため、この無法地帯である世界に、裸のまま放り出されているだけでしかないのです。
米軍の駐留も、アメリカにメリットがあるからでしかないのです。
かつてはソ連の共産化政策の防波堤、今は中国の拡張戦略の防波堤として、役に立つからです。
またアジアでのフリーダムオブナビゲーション(自由航行原則)というアメリカの国是を守るために、日本がちょうどいい地理的な拠点にできるためでしかありません。
アメリカがこれから内向きになり、鎖国に近い状態に向かうことがあれば、アメリカにとって西アジアがどうでもよくなったように、東アジアもどうでもよくなることが考えられます。
沖縄から米軍が撤退することになるでしょう。
そのとき、日本はどうするのか、今から真面目に議論するべきと思うのです。