「国の借金」問題、政府は国民の生活を守るならば、必要な出費はしよう







文化放送のラジオネタです。コメンテーターは経済評論家の三橋貴明さんです。

国の概算要求が101兆円となりました。社会保障費などが膨らんでいるようです。

国の概算要求

2018年度予算編成に向けた各省庁の要求が出揃いました。

要求総額101兆円に膨らんで、4年連続で100兆円を超えています。

最大の焦点が過去最大の要求額31兆4298億円とした厚生労働省の予算です。

財務省は高齢化や医療の高度化によって社会保障費が膨らむ自然増を6300億円から5000億円に圧縮する方針を示しています。

2018年度医療と介護の公定価格である診療報酬と介護報酬を同時に改定します。

お医者さんに払う医療費を抑えて、国民負担を減らせるかが焦点となっているようです。

概算要求を、財務省は98兆円程度の抑えることを考えていて、3兆円程度圧縮する必要があるとしています。

プライマリーバランス(基礎的財政収支)黒字化計画は悪

例によって、プライマリーバランスを殊更に気にする財務省の態度が見られるわけです。

国家予算をお小遣い帳と同じレベルで考えていることがよくわかります。

高齢化によって毎年6300億円が増えるという話ですが、日本の経済のことを考えたら、それだけ需要があるということでいいことです。

今日本は、需要不足で困っています。だから、それに政府が予算を付けて実施すればいいのです。

プライマリーバランス黒字化の方針があるために、何かの予算が増えたら、どこかの予算を減らさないといけないという話です。

この考え方自体が問題だということです。

国家予算をお小遣い帳感覚で考える財務省

日本は、高齢化が進んでいるので、予算が常に増えることを想定しないといけない国なのですが、そういう考え方ができないのが現状です。

それが原因でデフレから脱せられないということを続けているわけです。

この考え方があるため、増えた予算のツケとして、科学技術予算や医療費の予算などの他の予算を削るようなことになります。

小泉進次郎さんのように、教育費の捻出のために国債を発行するのではなく増税しようという話になるわけです。おかしな話です。

しかも、市中に国債が不足してきていて、銀行が保有する国債を日銀が買い取る量的緩和ができなくなるのが見えてきてしまっている今なのに、国債を発行しないという小学生でもおかしいことがわかるようなことを平気で言い出すわけです。

国家財政の運営では、赤字国債や建設国債の発行、中央銀行の日銀による、国債の買い取りなど、お小遣い帳とは違う形で運営をすることができるのです。

日本政府の国債は100%日本円建てです。政府の子会社である日銀は日本円を発行できるので、政府の負債は帳消しにできます。

借金を帳消しにできる、国家の財政運営と一般家庭の家計簿とをなぜ同じと考えるのか、まったくわからないですね。

公共事業の拡大は必須

ここで、公共事業費やその関係費も膨らんでいます。

国土交通省が要求している予算は17年度当初予算に比べて、16%多い6兆238億円となっています。

9年ぶりに高い水準だということです。

水害対策が14%増えて4774億円、土砂および火山対策で22%増えて960億円、地震対策で11%増えて1772億円となっています。

水害なども、想定が変わってきていて、今の水害対策では足りないことがわかってきています。

土砂の対策も必要です。地震もいつ起こるかわかりません。

そのための対策をすることは、国民を守るためには必要なお金です。

それなのに、財務省は予算を削ろうとするわけです。

現状、各省庁で予算を増やせる上限は16%になっているそうです。

なので、国土交通省もMAXである予算増の16%にしているわけです。

必要なことを必要だと言っているのに、それを財務省は削ろうとしています。

なぜそんな予算増のMAXが定められているのか、不思議でなりません。

今日本は、国民の安全よりお金が大事というおかしなことになっているわけです。

デフレ下の政府にできること

デフレ下の政府は、今実際に国債を日銀に買わせています。

日銀は政府の子会社なので、連結決済をした場合は、日銀が買い取った国債は、実質帳消しになります。

また、国債を日銀が保有し続けたとしても、日銀が保有している国債の金利の支払いは、政府から日銀に渡されて、日銀から政府に返還されています。おそらく、財務省がいう「国の借金」の嘘のためには、政府が日銀に金利を支払って、支出があるように見せかけないといけないので、このようなばかげたことをしているわけです。

つまり実質的に日銀の保有する国債はないのと等しいわけです。

しかし財務省は、その状況を説明しませんし、マスコミも財務省を恐れて発言しません。

っていうか、池上彰のように一般に知識人だと思っている人ですら、わかってないようで、この間テレビで間違った説明をしていました。ああ、池上彰もこの程度の知識しかないのだなと思いました。

日本での「国の借金」問題の根はとても深いことがわかります。

この「国の借金」問題、プライマリーバランス黒字化計画のおかげで、日本はデフレから脱出できないということを国民は知って、正していかないといけないと思います。

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