EPA、TPPで見るグローバリゼーションの行き着く先、日本政府はどう責任を取るのか?







最近、暗い話が多いですね。

財務省が日本を滅ぼす

財務省が日本を滅ぼすという話がよいよ現実味を帯びてきました。

公定価格(診療報酬、介護報酬)の引き下げは、本当に亡国への道だと思います。

もし本当に、お医者さん、看護師さんを志す人がいなくなったらどうなるのでしょうか。。。

今、話題に挙がらなくなりましたが、産婦人科は訴えられると困るからといってなり手がいなくなりました。

今回は、儲からないから、病院が倒産。。。お医者さん、看護師さんのなり手がいないという話になったらどうなるのでしょうか。。。

また、介護の担い手がいなくなるかも知れません。

中国人、ベトナム人でも介護をやりたくないというのであれば、本当に担い手がいなくなりそうです。

儲からないところに、人は集まらないし、技術革新も進みません。。。

そうなれば、衰退せざるを得ないわけですが、超高齢化が進む日本で、介護の需要は待ってくれません。

本当にどうするのでしょう。。。財務省のバカさ加減には、言葉を失ってしまいますね。。。

欧州とのEPAによる弊害

欧州とのEPAの話が決まりそうです。。。

何がそんなに問題かといえば、安い乳製品が輸入されて、国内の生産者が打撃を受けることです。

補正予算で3000億円ほどの補助金を出すようですが、補正予算で賄おうとしているところが怖いです。

EPAで入ってくる安い乳製品は一過性のものではなく、継続されます。

補助金も継続して出してくれるんだよね?ということですが、そうはならないでしょう。

そうなれば、せっかく日本で発展し始めていた乳製品の生産能力を維持できなくなるわけです。

先進国の定義は、自国で自国の需要を満たせること、つまり生産能力が高い国が先進国です。

日本は自ら先進国の座を降りようとしているわけです。

特に食品は、安全保障を考えた上で、自国で賄えない場合、戦争になったらあるいは輸出国との関係が悪くなったらどうするのでしょうか?自国の主張が通らなくなるのは目に見えています。。。自国の主権の喪失。まさに亡国です。。。

結局グローバリゼーションは、戦争のない平和な時しか想定していないのです。

EPAによるグローバル化によって日本が蒙る打撃について、冷静に考えるべきだと思います。

TPPによる弊害

EPAもそうですが、TPPはもっと問題ですね。。。

なぜアメリカがTPPを脱退したのか、なぜカナダがTPPから抜けようとしているのか。

それはグローバル化で得をするのが一部の企業であって、一般国民にとっては弊害の方が大きいからです。

それはアメリカのノーベル賞受賞者の経済学者ジョセフ・E・スティグリッツ氏も言っておられました。

なぜ一般国民にとって不利益になるTPPが推進されているのか?

結局一部の財界人の声が大きくなりすぎて、その財界人が得をする形で国が動いてしまっているからですね。。。

もしくは、不勉強で政治家がTPPの本当の恐ろしさがわかってないのか。。。

TPPによってどれだけの失業者が出るのか、アメリカが入っていたときの試算では正確な数字を忘れましたが40万人ほどが失業するそうです。。。

政府はどう保障するつもりなのでしょうか?アメリカが脱退してもグローバリゼーションでは基本的に先進国が損をしますので、それほど失業者の数は変わらないと思われます。本当にどうするのか、説明して欲しいです。

カナダが脱退しようとしているのは、自国の文化を守るために、「文化例外」という権利を盛り込もうとして断られたため、脱退することを検討しているようです。

文化保護は、まさしく日本がもっとも主張するべきことではないでしょうか?観光立国目指してたんじゃないの???

これだけ特異な文明を発達させた日本の文化価値を保存しなくてどうするのでしょう?

世界文明の中で日本ほど特異な文明を形成している例はないそうです。

それを守らなくてどうするのでしょうか?

東芝で見る、国の行く末

東芝の半導体売却については、言葉を失いますね。。。

なぜ儲かる分野なのに、海外に売却されるのか意味がわかりません。

なぜ国が東芝を救わないのでしょう?

確かに不正会計もあったでしょうが、東芝は日本が誇る技術を持った会社です。

それを守らずにどうするのでしょう?

前にブルドックソースの海外買収を国が阻止して、問題になりましたが、そのときとは次元が違うと思います。

シャープのときも、日本に工場を作って世界の亀山だと、日本のために頑張ってくれた企業を国が見捨てました。

他の企業は、外国に工場を作って生産拠点を海外に移して行ったのに、シャープは国内に工場を作り生産してくれていたのに、そんな会社を見捨てるような、そんな薄情な国に成り下がったのが今の日本です。

今回の東芝に関しては、テレビ事業も中国企業に売却です。よりによって中国企業です。。。これを止めないと日本のテレビ業界は総崩れになるでしょう。。。

どうするんですかね?やっと地上波デジタルのときのテレビが壊れて新しいテレビに買い換えるということで、復活しかけているテレビ業界がまた冷え込んでいいんでしょうか???

そのあとは、パソコン事業も売るそうです。

もうどうにもならないのですかね~。。。経済産業省のバカさ加減にも腹が立つばかりです。。。

それでも日本は続く

最近明るい話がなくて困ったものですが、それでも日本はなんとかやっていくのだと思います。

こんなマスコミはグダグダだし、政治もだめ。

公共インフラも民間の活力を!と言ってコンセッション方式だと言って、民営化を進めていくようです。行き着く先がボロボロのインフラになるとしても。。。

自分たちの代で、日本を弱体化させてしまって、後に続く世代には申し訳ないですが、それでも日本は続くということです。

来年は明るい話が出て欲しいと思います。

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