日本で遺伝子組み換え作物の作付けが合法となり、日本の食の安全保障が崩壊する







遺伝子組み換え作物と安全保障の関連性について文化放送でやっていたので、お知らせします。
コメンテーターは経済評論家の三橋貴明さんです。

主要農作物種子法、農業機械化促進法の廃案が衆議院を通過しました。
主要農作物種子法では、今まで、行政によって遺伝子組み換え作物の種子は規制があり、作付けができませんでした。
しかし、この種子法の廃案に伴い、遺伝子組み換え作物の種子の作付けが可能になります。
遺伝子組み換え作物の農産物の表示は今のところ、実施されると思いますが、実質的に日本でもアメリカのように遺伝子組み換え作物の農産物の流通が行われるようになるものと思われます。

アメリカ流工業式農業が日本に上陸

前に本ブログの(株)貧困大国アメリカを読んで(アメリカの遺伝子組み換え作物)でもお伝えしたことが日本でも起こると考えられることが衆議院で法案が通ったことになります。
主要農作物種子法の廃案で起こることを示すと、遺伝子組み換え作物の種子は特許があるため、生産した作物から出来た種を使うことができなくなり、バイオ化学メーカーから種子を買わないといけなくなります。
もし生産した作物からできた種子を使って、次の栽培に使うと訴えられます。
食の安全保障をバイオ化学メーカーによって翻弄されることとなります。

食の安全保障の崩壊

以前のブログでお伝えしたとおり、アメリカのバイオ化学メーカー最大手のモンサントでは、遺伝子組み換え作物の種子と農薬をセットで売っています。
このセットになる農薬を使うと、遺伝子組み換え作物の種子から育った作物以外の雑草は、農薬によって全て枯れます。
収穫までに2,3回農薬をまくだけで、収穫できるため、農家の方々は、とても楽です。
しかし、一度遺伝子組み換え作物の種子を使ってしまうと、使い続けないといけなくなります。
なので、遺伝子組み換え作物の種子を売っている企業の言うことを聞かないといけなくなります。
アメリカに食の安全保障を握られてしまい、今でも大概のことは断れない日本がよいよアメリカの言うことは全て聞かないといけなくなります。

なぜ遺伝子組み換え作物の種子には規制があったのか?

従来も品種改良はありましたが、遺伝子組み換え作物とはレベルが違います。農薬に耐性のあるバクテリアを種子に注入するのです。
それが人間にとって害があるかは、まだ実証されていません。
以前ブログでお伝えしたとおり、健康被害が外国では出ていて、EUでは規制されています。
遺伝子組み換え作物の花粉が、在来種に作付けされてしまうことがあるため、在来種が毀損されてしまいます。
そのため、遺伝子組み換え作物の商業栽培は禁止でした。
一度、遺伝子組み換え作物の種子を使うと、農地がそれに適応してしまうため、もう在来種は使用できなくなります。

安全保障を捨ててまで規制緩和が行われる理由

主要農作物種子法が法案になった理由は、企業が農業に参加する際、企業に支障が出る場合があります。
そのため、規制改革推進会議で、あっというまに廃案法律が出来て衆議院で廃案法案が通ってしまいました。


このままだと、モンサントの遺伝子組み換え作物の種子により、食料安全保障が崩壊することが考えられます。
安全保障は掛け算なので、1つでも0になると安全保障は崩壊します。
そんな大事なことが文化放送以外のマスコミで報道されないことが怖いです。
今の日本が怖いところです。政権に都合の悪いことは報道されないのです。
マスコミが報道しないことも気をつけないといけない、この日本がどうなっていってしまうのか不安でならないです。

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