自衛隊ですが、安倍さんはときどき我が軍はと、国会での答弁で自衛隊を「軍隊」として答えることがありますが、本当に自衛隊を軍隊にしたときに、自衛隊は軍隊として機能するだけの能力があるのでしょうか?
自衛隊は軍隊として機能するのか?
答えはNoだそうです。
Wikipediaによると、自衛隊の行動は、自衛隊法第6章により、「自衛隊の行動」として規定が設けられていて、自衛隊が行う行動です。行動の際の権限については、第7章「自衛隊の権限」に規定されてるそうです。
現状では法律上、ポジティブリストといって、やっていいことを国内法で作って一つ一つ規定する必要があります。
しかし、一般の軍隊は、ネガティブリストといって、やってはいけないことを規定して管理します。
つまりは、もし軍隊として、機能させるためには、自衛隊法の在り方を根本から変える必要があり、ネガティブリストでの活動に変える必要があります。
海上自衛隊の戦力
次に軍事力ですが、以下のようになっているようです。
海上自衛隊の戦力
人員 | 約4万5000人 |
艦船 | 47隻 |
軽空母級の護衛艦 | 2隻 |
潜水艦 | 18隻 |
対潜哨戒機 | 166機 |
空母などの大型艦船がないのに、潜水艦と対潜哨戒機だけやたら多いのはなぜかというと、米軍の第7艦隊が前提となった戦力となっているからだそうです。
つまり攻撃力は米軍で、哨戒などの防御的な戦力は自衛隊が持つという、役割分担ができているのだそうです。
つまり海上自衛隊に海上での攻撃力は、潜水艦や対潜哨戒機の戦力を考えると、相対的に少ないとのことです。
もし軍隊とするならば、攻撃力を米軍に頼らずに攻撃できるだけの戦力を持たないといけないとのことです。
自衛隊の戦力配置
次に陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊の戦力配置ですが、対ソ連のため、北海道に陸上自衛隊を配備する必要があったため、陸上自衛隊の配置が多いそうです。
現在、上陸されて戦闘になる可能性はそれほど高くないので、陸上自衛隊の需要は減っているそうです。
また、他国での戦闘は、想定していないため、陸上自衛隊は減らしていいのではないかと言われています。
それよりも、海上自衛隊と航空自衛隊の配備を充実させるのがいいとのこと。
陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊は、それぞれ、2:4:4くらいの戦力配置にしないと、自立した戦力にならないとのことです。
自衛隊を軍隊にするなら、やらないといけないことは多い
自衛隊を軍隊にするためには、まだやらないといけないことが多いようです。
安倍さんが、2020年に憲法9条を改憲しようとしているわけですが、ぜひ軍隊としての戦力配置を整えることを考えて欲しいと考えます。
米軍の第7艦隊が前提でなく、自立した軍隊として欲しいと思います。
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