まだ情報が錯綜していますが、7月28日午後11時42分ごろ北朝鮮が大陸弾道弾ミサイルICBMの打ち上げに成功しました。
今度の高度は前回の1.4倍以上?
前回の7月4日のICBMのロフテッド軌道での打ち上げでは、高度2500kmまで到達したとのことでした。
今回、情報がまだ錯綜していてよくわからないですが、ロシアは、中距離弾道ミサイルとの見解を示していて高度は681kmとしています。
しかし、他の情報では、3500kmの高度以上まで達して、北海道の西200kmの日本海に着水したとのこと。
滞空時間は45分だったそうです。(このあたりの情報が正しいとロシアの情報はガセである可能性が高いです)
前回のICBMの発射でアラスカまで射程に入ったことが報じられていましたので、今回はそれ以上に射程を延ばしたことになります。
おそらくロサンゼルスまで届くようになったのは確実だと思われます。
トランプ大統領の対応は?
当ブログの「北朝鮮への経済制裁の行方、中国の政争が北朝鮮を救っている」でも示しましたが、トランプ大統領は、中国に期待していたようですが、中国が当てにならないことがわかってきているようです。
中国にあまり期待しなくなっているようです。
一方で、韓国に配備しようとしたTHAAD(高高度防衛ミサイル)ですが、文在寅大統領が配備直前になってごねだして、2基の配備が完了しているのに、残り4基の配備を遅らせていました。
THAADは6基で1つのシステムなので、2基だけでは機能しない状態でした。
しかし、今回のミサイル発射を受けて韓国の宋国防相は、THAAD配備を「すぐに暫定配備のための協議を始める」と発表したようです。
トランプ大統領としても、韓国のTHAADのみが頼みの綱になり出しています。
韓国はどうするのか?
文在寅大統領は親北です。文在寅大統領自身としては都合がいいことになるとのことです。
文在寅大統領としては、北朝鮮にアイデンティティのある3代目の大統領となります。
つまりは、韓国の大統領ではありますが、韓国という国にアイデンティティを持っていない大統領だという不思議な存在です。おそらく、北朝鮮の工作によって大統領になれた人ではないかと思われます。
文在寅大統領にしてみれば、韓国が危機になればなるほど、北朝鮮と融和しやすい土壌が作りやすくなるわけです。
当初、文在寅が大統領になったばかりの頃は、あまり強行なことをしなかったので、考えすぎだったんじゃない?と思っていた時期がありましたが、最近違うなと気付き始めました。
文在寅大統領は反米であり、反日であり、親北であるということが理解できました。
日本はどうするのか?
北朝鮮のミサイルはすでに実験段階ではないと言われています。すでに実戦配備の段階だとのこと。
じゃあ、それに対して日本はどうするの?ということですが、日本にはできることがないです。
せめて敵基地攻撃ができる配備をするべきですが、憲法による交戦権の否認によって、今のままではそれもできません。
こんな状態の中、稲田防衛大臣、防衛事務次官、陸上幕僚長辞任という状況です。
本当に稲田防衛大臣は、日本に何をしてくれたんだと言いたいです。。。
海外の留学生が「日本はこんなときに何をするの?」と聞かれるらしいですが、日本は本当に何もしていないのがここ半年間を振り返るとわかります。
全てが防衛大臣のせいではないとは思いますが、なんというタイミングのときに、力量のない防衛大臣が大臣を務めてしまっていたのかと思えて仕方がないです。
世界的に見ても、これほど頼りない人が国の防衛を担う大臣になることは例がないようです。
北朝鮮に対する日本の対応
北朝鮮が日本に向けて、いつミサイルを発射するかわからない状況だということを真剣に考えないといけないと思います。
韓国以上に北朝鮮は反日です。
そんな国に100発以上のミサイルを向けられていて、挙句に核ミサイルまで打てるようになっているかも知れないという段階にまで来ているのに、日本は何をしているのでしょうか?
しかし、こんなに差迫ったときだからこそ、日本人は何も考えられなくなっているのかも知れないです。
敵基地攻撃にしても、核武装にしても、考えないといけないですが、考えたくないことでもあります。
みんな、考えたくないので、国会の議題にも挙げられない、そんな状況なのではないかと思われます。
しかし、この問題にちゃんと政治家が向き合わないのであれば、国会議員はこの国にはいらない人たちだと言えると思います。
トランプ大統領もさじを投げ始めているこの時期に、日本は自分たちで自分たちのことを守ることを真剣に考えないといけないと思います。