豊洲移転決定、築地再利用、都民のことを考えない小池都知事は辞任するべき







文化放送のラジオネタです。コメンテーターは経済評論家の三橋貴明さんです。

先日、小池都知事が豊洲の移転を決めました。

結局豊洲は安全だった

豊洲移転がなぜこんなに遅れたのでしょう?

去年の11月の時点ではわからなかったかも知れませんが、築地も土壌調査をしたら、築地もきれいでないことがわかりました。

これについて小池都知事は、コンクリートで覆われているので、大丈夫だと言っていました。

豊洲はコンクリートで覆われてないのでしょうか?

もちろん、覆われています。

何が問題だったのか、まったく理解できません。

水質の問題

地下水の水質が安全基準を満たしていないとのことでした。

しかし、小池都知事の言っていた水質の基準は飲み水の基準での問題でした。

豊洲で扱う水は当然地下水など使いません。

誰も飲みませんし、豊洲の市場でも用いられません。

豊洲の地下水は移転にとっての問題ではなかったのですが、豊洲が安全ではないという主張を続けていたわけです。

地下空洞の問題

これは結構早い段階で、専門家から地下空洞と呼ばれた地下モニタリング空間は普通の埋立地の建物では作るものだという話が出ていました。

土壌で地下空間を覆うよりも、染み出た地下水を地下モニタリング空間に貯めて、吸い上げたほうが安全であり、衛生的だというお話です。

去年の段階で、それは判明していたと記憶しています。

それなのに、この問題が原因で都の職員を10人ほどが処分されました。

小池都知事の罪

結局、小池都知事は何がしたかったのか?

安全だという話が出ても、豊洲は汚染されているという主張を変えようとしませんでした。

今年の早い段階で、すでに豊洲に問題はないことが判明していましたが、百条委員会など開いて、ダラダラと豊洲移転を引き延ばしたわけです。

移転が遅れることで、1日500万円近い損害が出て続けていたのに、それを放置し続けていたのです。

移転が遅れたおかげで、現在100億円を超える損害が出ているそうです。

これをどう都民は考えるのでしょう?

出てきた築地の再利用

豊洲の市場建設には、6000億円がかかっています。それには、築地の跡地の売却益4500億円が織り込み済みでした。

つまり築地市場跡地を売却しないと豊洲市場の建設費を回収できないのです。

さらに半年以上、移転を延期したおかげで、さらに100億円以上がかかったわけです。

これをどう回収するのでしょうか?

小池都知事の築地再利用の案では、食のテーマパークを作るそうです。

それで損害を回収するようですが、どれだけ回収できるのでしょう?

ダラダラと豊洲移転を引き延ばした分の回収もままならないのではないかと思います。

つまり、豊洲の建設費6000億円は、都民の税金で全て賄わせようとしているのです。

築地の再開発の予定の変更?

築地の跡地に環状2号線の建設することとなっていました。

東京オリンピックに向けて、開発する予定でした。

当然それを予定してスケジュールが組まれていたと思います。

しかし、開発が遅れたため、工期は短縮されることになります。

本当に間に合わせることができるのか疑問です。

現在、生産年齢人口の減少の問題で、人手不足です。

他にもオリンピックに向けて建設するものがありますし、オリンピック以外にも建設しないといけないものはあるはずです。

環状2号線は間に合うのか?

バブルがはじけてから、日本は公共投資を減らし続けて、最盛期の半分にまで、公共投資を減らしました。

当然需要がないために、建設・土木業は倒産して減り続けました。

いきなり建設・土木の仕事が増えても、受注する企業がなければ、建設できないです。

建設・土木業が人手不足になっている問題をどう埋め合わせるのでしょうか?

まさか外国人労働者で埋め合わせようなどと考えてないよね~?という疑いを持ってしまうのです。

外国人移民の問題は、このブログで何度か取り上げていますが、外国人労働者で埋め合わせては日本は発展できません。

それだけは阻止しないといけないと考えます。

豊洲移転問題の争点

振り返ってみるとわかると思いますが、小池都知事は、豊洲を自分の人気取りに利用したとしか思えません。

っていうか、三橋さんは、はっきり政治的に豊洲を利用したと言っています。

もともと、豊洲の問題は、共産党が自民党を攻撃するために、言っていたことだったそうです。

共産党は、わざと民衆に不安を煽って、自分たちの主張で人気を集まようとするのが常套手段だそうです。

それを小池都知事は利用したということです。

まさに共産党のやり方をパクって我々東京都民を欺いたということです。

小池都知事は、自民党と対立するために人気が必要だったために、豊洲移転問題を利用したと思われます。

豊洲移転問題を政治利用したのであれば、小池都知事は辞任するべき

現在、小池都知事は、自分の政党として「都民ファースト」という党を立ち上げるそうです。

しかし、小池都知事がやってきたことは都民のことを本当に考えていたことでしょうか?

安全なことが判明してからも百条委員会などを開いて、わざと豊洲移転を先延ばしにしたり、先延ばしにしたことで発生した損害の100億円超の話には釈明もしないし、豊洲移転費用の6000億円を全額都民の税金で賄わせようとしています。

これのどこが都民のことを考えていることになるのでしょうか?

都民はいい加減に小池都知事のおぞましさに気が付かないといけないと思うのです。

築地再利用も、自分の豊洲移転の延期という判断ミスをはぐらかすための方便でしかないと思われます。

それによって、4500億円の築地売却費用がなくなる分を、税金で都民に支払わせようとしています。

これが都民のためだとは、どうしても思えません。

また一部で言われているように都議選まで豊洲移転問題を引き延ばし、都議選の争点にしようとしたと思われます。

さすがに、それは批判が大きいということで、先日の豊洲移転の発表になったと思いますが、政治的な目的で豊洲移転を引き延ばしていたことは明白だと思われます。

もし本当に豊洲移転問題が政治的な理由で作り上げられたものであれば、これは明らかな東京都民への裏切り行為だと考えます。

また、豊洲移転延期は都議会を通さずに、小池都知事が独断で決めたことです。

言い訳のしようもなく、即刻小池都知事は、都知事を辞任するべきだと考えます。

にほんブログ村 ニュースブログ 時事ニュースへにほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分らしさへにほんブログ村
社会・経済ランキング
FC2ランキング






コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください